第3回
クイックアンケート(最終仕様決定)


【仕様案決定の背景】

1. ヘアブラシの毛先について
  今回のコンセプトを満たすヘアブラシの素材は、獣毛(天然毛)ブラシに致します。
理由:ブラシの素材は大きく、ナイロン(合成品)と獣毛(天然毛)に分かれますが以下の理由で獣毛(天然毛)を採用いたします。
(1)頭皮への適度な刺激感を満たすために
  ナイロン製のブラシは、1本1本のブラシの太さなどを自由に調整できるのですが、ご自分の頭皮への適度な刺激を調整するには、単一なブラシ配列では非常に難しく、手の力加減でしか適度な刺激を得られません。
それに比べ、獣毛ブラシでは、1本1本の太さは0.3mm〜0.5mm程度となりますがそれらを束ね複雑な長さによる凹凸を作り出すことが可能なため、自ら頭皮接点への力加減をブラシ側で調整でき、優しくも強めにもブラッシングによる頭皮への適度な刺激が可能となります。
ナイロン製 獣毛(天然毛)

(2)抜け毛防止のために
  ナイロン製毛先では、どうしても静電気が起こりやすくそれにより毛先で髪の毛が絡まりやすく髪をとかした際の抜け毛が発生することが考えられます。
それにくらべ獣毛ブラシでは、毛先が絡みにくく髪の通りを良くします。
ナイロン製
▲ナイロン製の場合
獣毛(天然毛)
▲獣毛(天然毛)の場合

(3)髪のツヤ、潤いをだすために
  ブラッシングで髪のツヤをだすためには、基本的に髪の流れを平行に均一にとかすことで光の屈折を均一化し、光沢が得られツヤが出ます。
ナイロン製ブラシでは、ブラシの毛先は通常1本で太さは様々です。そのため、毛先を束ねることができず約10万本ある髪を均一に保つには複数回のブラッシングが必要となりその度に静電気も発生し、髪の流れの均一化を作り出すことは難しいと思われます。
それに比べ、獣毛ブラシでは、もともと細い1本の毛先を複数束ね毛先の高さ(毛丈)も変えることにより、ナイロンブラシにくらべ少ない回数で多くの細い髪の毛をとかすことができ、静電気の影響も少ないことからツヤだし効果に優れています。
ナイロン製
▲ナイロン製の場合
獣毛(天然毛)
▲獣毛(天然毛)の場合

ブラッシングだけで髪に潤いをだすには、髪自体にたんぱく質を与えたり、油分を蓄えることのできる獣毛ブラシで髪をとかすことによって潤いを与えます(パサパサしにくい)。獣毛ブラシは、毛自体にタンパク質が含まれており、適度な油分も吸収することからブラッシングにより潤い効果も発揮できます。一方ナイロンブラシは、合成品であるためタンパク質を与えることがなかなかできず、また油分も吸収しないためパサパサしやすくブラッシングだけでは潤いを与えにくいということです。

以上のことから「髪と頭皮の健康のためのヘアブラシ」の毛先の材質は、獣毛(天然毛)と決定いたしました。