髪と長ーいお付き合いをするために知っておきたいこと。
板羽忠徳先生に聞いてみました。


板羽忠徳先生


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ヘアケアの基本アドバイス






 

1.頭皮の温度に要注意

日本人の平均体温は約36度ですが、頭皮の温度は34度ほどです。人間の体は、温度が低くなると血行が妨げられるため、温度が下がった頭皮や毛根へは 栄養が行き渡りにくくなります。
特に夏場には、クーラーの風の直撃を受けていると、頭皮を冷やして血行を妨げることになります。夏は、クーラーの真下は避けましょう。

2.頭皮は柔らかいほうがいい

頭皮をつまんでみてください。ひっぱれますか? 頭皮がつっぱっていると、血行が妨げられ、脱毛の原因になる可能性があります。
血行を保つためには、時々頭皮をマッサージしましょう。頭皮だけでなく、疲れた頭のリフレッシュ効果も期待できます。

3.健康な髪は抜けにくい

健康な頭皮に生えている健康な髪は、1本を引き抜くのに50〜80グラムの力が必要です。簡単に抜けるようなら、頭皮が脂っぽくなっているか、逆に乾燥しすぎています。また、ストレスで毛根部が萎縮している可能性もあります。
髪が抜けやすくなったと感じたときには、食生活やストレスチェックを お勧めします。ちなみに頭皮硬度計で図ったとき、結果が40以下ならば安心です。

4.髪の毛は年と共に細くなる

日本人の髪の太さの標準は、0.06〜0.09mm。髪の太さのピークは、男性で20〜22歳。なんと、120〜180グラムの力に耐えられます。その時期をピークに、髪はだんだん細くなっていきます。髪が薄くなったと感じても、実は細くなっただけの可能性もあります。ちなみにリンスをすると細くなったような気がしますが、これは単に手触りがよくなったためであり、太さとは関係ありません。

5.頭皮は油性? 乾性?

頭皮も肌も、同じ一枚の皮膚。顔が脂っぽい人は頭皮もベタつきやすい傾向にあります。皮膚の水分量をチェックし、肌に含まれる水分率が35〜50%ならノーマルスキン(普通肌)。それよりも高いとオイリースキン(脂性肌)の傾向がありますし、低いとドライスキン(乾性肌)ということになります。
皮膚の水分量は、季節や食事内容、生活環境、運動量などにより、常に変化しています。肌の状態に応じて頭皮のケアをするためには、大切なチェックです。


6.健康な髪に、スカルプチェックは欠かせない

毎日シャンプーをしていても、意外に汚れや皮脂が残っているものです。これらが毛穴に詰まっていると、抜け毛の原因になります。シャンプーは、徹底的に流しましょう。
また、毛穴のケアもお忘れなく。適度な皮脂は必要ですが、多くなりすぎると毛穴をふさいでしまい、炎症の原因になるケースもあります。

7.シャンプー後は徹底的にゆすいで流す

シャンプー時のマッサージや ゆすぎが不十分だと、フケの原因になることがあります。これは皮膚の表面の角質がうすくはがれた状態になるため。この状態でブラッシングをすると、粉をふいたようなフケになります。とくに冬の乾燥時期には、注意が必要です。







8.話題の皮膚ダニが抜け毛の原因にも

人の肌の毛穴の中に棲みついている皮膚ダニは、デモデクスブレビスとデモデクスフォリキュロラムの2種類が確認されています。皮脂をエサにしているため、皮脂の多い部分の毛穴にはデモデクスが多い傾向にあり、抜け毛の原因とも考えられます。数が少ない分には影響少ないのですが、髪が抜けやすい人の毛穴には、デモデクスが多い傾向にあります。

ヘアケアの基本アドバイス

1.髪は生活・習慣が記された「年輪」

その日の健康状態が分かる血液検査と違い、髪を調べると、何カ月も前からの健康状態や食生活のクセまで分かります。髪の毛は毎日少しづつ伸びるので、その時々の健康状態がちょっとずつ刻まれて残るのです。髪は、その人の生活・習慣が記された「年輪」といえば分かりやすいでしょう。だから、髪の健康を守るためには、日々の生活態度がとても重要なのです。

2.髪に必要な栄養素は?

髪の毛の約80〜90%はたんぱく質で出来ています。ですから、まず摂ってもらいたい栄養素がたんぱく質ということです。続いて、銅、亜鉛、セレニウム。例えば、レバーや牡蛎、アボカド、ナッツ、そばなどに含まれる銅。これは、赤血球やメラニン色素の生成に必要です。メラニン色素は「美白」の大敵ともいわれますが、銅が不足してメラニン色素が作られなかったら、髪まで「美白」してしまいますよ。

3.ガンを抑制するセレニウムは髪にも必要

セレニウムはイワシや玄米、はまぐり、酢などに多く含まれています。体全体への効果としては、第一にガンの抑制。それから有害物質を体外に出す効果が挙げられます。髪に対しても、新陳代謝が活発になりますから、頭皮の活性化に効果があります。フケや抜け毛が多い、という人はセレニウム不足と考えられます。

4.ミネラルをとるときもバランスが大切

ミネラルは髪に大切とはいいますが、摂りすぎは髪にいいどころか体にとって害にもなることも。例えば銅は、亜鉛の摂りすぎで失われてしまう性質がありますし、アルコールや大量のカルシウム摂取が原因で、亜鉛が不足してしまうこともあります。亜鉛と銅をバランスよく摂れる食べ物なら、お奨めは牡蛎。それも生で、レモンをきゅっと絞って食べれば、非常にバランスのよい食べ物になるといえるでしょう。

5.ファーストフードに偏った食事は髪の大敵

ファーストフードに偏った食事やダイエットをしてる人などは、とくに亜鉛不足になりやすい傾向があります。亜鉛は牡蛎、レバー、カズノコ、ウナギなどに多く含まれていますから、適度に補給したいところ。このミネラルは髪の発育に影響が大きく、亜鉛不足は脱毛やハゲの原因になるといわれています。もちろん、ファーストフードをたまに食べたからって、即ハゲるなんてことはないのでご安心を。

6.髪にいい飲み物はココア

コーヒーの飲み過ぎは、交感神経を刺激して血液の循環を悪くする傾向があります。それからアルコールや炭酸飲料も、飲みすぎれば当然ほかの栄養がとれなくなるので避けたほうが無難です。逆に髪によいドリンクはココア。実はココアの主原料カカオ豆には、亜鉛、鉄、カルシウム、カリウム、マグネシウム、それに銅も豊富に含まれています。また、コーヒーに含まれるカフェインの20〜40分の1の量しか含まれていませんから、安心して飲めます。